真の御父母様御聖誕日

1920年陰暦1月6日・1943年陰暦1月6日 御聖誕
 本来アダムとエバが個性完成して夫婦となり、父母となった時にその子孫たる全人類は、生まれながらにして神の愛と生命と血統をもつ神の子として立ったはずでありました。

 しかしアダムとエバは堕落によって偽りの父母となってしまい、全人類は生まれながらにしてサタンの愛と生命と血統を受け継ぐ存在、すなわち原罪をもつ存在となってしまいました。人類の堕落はエバから出発したゆえに、まず女性たちが真のお父様(真のアダム)と完全なる心情一体化の基準を立てることが重要です。今、真のお父様を甘柿の立場に例えてみますと、女性たちは心情一体となることによって甘柿の一部分になることのできる立場なのです。

 しかし堕落した男性は天使長の立場ですから、そのままでは真のアダムにつながることができず、救われる可能性がありません。そこで真のお父様は「接ぎ木の原理」をもってサタンを納得させたといわれます。すなわち渋柿(男性)の根本を断ち切って(自己否定)、その渋柿の幹に甘柿の芽(女性)を接ぎ木することによって男性は神の息子へ、さらにはアダムへと生まれ変わることができ、罪のない甘柿の果を実らせることができますので、そこから神の愛と生命と血統が出発するのです。

 ちょうど、イエス様の誕生を中心として、BC(紀元前)とAD(紀元後)とに区分され、イエス様の誕生が歴史を転換させたように、今日、真のご父母様の御聖誕はサタン主権の罪悪世界から神主権の創造理想世界へ、また、サタンの血統圏から神の血統圏へと転換する出発点になりましたので、「御聖誕日」は真の父母の立場を勝利された、真のご父母様のご聖誕を感謝とともに心からお祝いする日です。
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